シノリガモの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
シノリガモとはどんな生き物?
シノリガモ(晨鳧、晨鴨、Histrionicus histrionicus)は、カモ目カモ科シノリガモ属に分類される鳥類。本種のみでシノリガモ属を構成する。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/シノリガモ
シノリガモの分布
シノリガモはユーラシア大陸北東部・北アメリカ大陸北西部と北東部に分布しており、日本には越冬のため渡鳥として北海道から東北地方の沿岸部に飛来します。北海道の個体群のごく少数は留鳥して繁殖も行います。非繁殖期には沿岸部(海水域)に、繁殖期には渓流部(淡水域)に生息します。
シノリガモの餌
シノリガモは雑食性で、海藻・水草・甲殻類・貝類などを食べます。海水域ではウニ類も捕食することが知られています。
シノリガモの繁殖
シノリガモは渓流付近の岩の割れ目などに営巣しますが、樹洞を利用することもあります。
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