ペイトイアの形態や生態について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
ペイトイアとはどんな生き物?
ペイトイア(Peytoia、またはペユトイア)は、約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。アノマロカリスと並んでラディオドンタ類として有名な古生物の1つである。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ペイトイア
ペイトイアの形態
ペイトイアは頭部に縦方向に動作する前部付属肢を持っていました。また、口器は十字放射状で全部で32個の歯があったことが化石に残っています。胴部は3節の頸部と11節の胴部から構成されており、各節には鰓と鰭が1対ありました。特化した尾部を持たなかったのも特徴です。
ペイトイアの生態
ペイトイアは遊泳性の捕食動物であったと考えられています。前部付属肢が下向きであったことから、底生の小動物を海底から捕食してたと考えられています。
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