モリソニアの形態や生態について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
モリソニアとはどんな生き物?
モリソニア(Mollisonia[3])は、カンブリア紀とオルドビス紀(約5億 - 4億8,000万年前)に生息したモリソニア類の化石節足動物の一属。発達した眼とほぼ同じ大きさの頭部と尾部をもつ、北アメリカと中国で見つかった複数の種が知られている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/モリソニア
モリソニアの形態
モリソニアは頭部に一対の眼と鋏角・三対の歩脚型付属肢・顎器(大顎一対と小顎二対)を備えていました。7節から構成される胴部の各体節にはそれぞれ一対の内肢(歩脚)と外肢(遊泳脚)があり、後部三節は融合して尾部を形成していました。最大で8cm程になったと考えられています。歩脚型前部付属肢が最大の特徴で、後に出現する胴部に脚を持たない鋏角類のプロトタイプ的な形態であったと言えます。
モリソニアの生態
モリソニアは海底を這う捕食者で、移動には主に歩脚型前部付属肢が使われていたと推測されています。カンブリア紀巨大節足動物図鑑
【カンブリアモンスター(絶滅生物)図鑑】博物館学芸員が古生代の海の恐蟹類を解説
動植物の種類図鑑の一覧ページ
プランクトンから巨大生物・古代生物から現生種まで様々な動植物の種類図鑑はこちら