メガログラプトゥスの形態や生態について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
メガログラプトゥスとはどんな生き物?
メガログラプトゥス(Megalograptus)はオルドビス紀晩期の北アメリカ大陸に生息していたウミサソリの1属。強大な棘をもつ第2脚とはさみのような尾部を特徴とし、アメリカ合衆国オハイオ州からM. ohioensis、M. shideleri、M. welchi、M. williamsae の4種が、バージニア州からM. alveolatus が発見されている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/メガログラプトゥス
メガログラプトゥスの形態
メガログラプトゥスは6対の前部付属肢を持っていましたが、特に第2肢が非常に強大に発達しているのが特徴です。第5肢は他の多くのウミサソリ類同様に遊泳脚となっていました。胴部は細長く、尾部はハサミ状をしており、実際にものを挟む機能があったと考えられています。体長は最大で50cm程でした。
メガログラプトゥスの生態
メガログラプトゥスは強大な第2肢を海底の泥の中に突っ込み、小動物を捕食していたと推測されています。
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