パキラの特徴と育て方(置き場所・温度管理・水やり)・増やし方(挿し木や株分けのやり方)について、長年植物の栽培・展示を行っている博物館学芸員の筆者が初心者の方にもわかりやすく解説します。
パキラとはどんな植物?
主に日本で流通している物はカイエンナッツ Pachira aquatica 種の幼木状態を維持したもので、観葉植物として多く目にするポピュラーな種類である。比較的成長が早く、栽培が容易であり外見も美しい事から、日本では小~中サイズの観葉植物として人気が高い。自然成長されたものから、数本の幹を三つ編み状にしたもの、通常の鉢植えからハイドロカルチャーまで、様々な形で流通しており、園芸店やホームセンターのみならず、雑貨店等でも購入できる。
パキラの原産地
中南米亜熱帯地域
パキラの育て方
明るさ(耐陰性)
普通(明るい室内で育つ)
温度(耐寒性)
普通(常温の室内で育つ)
水やり(根の湿性)
強い(受け皿をして常に水をためておく)
具体的な育て方
パキラは頑健な植物で、耐陰性・耐寒性に優れるため観葉植物として人気の種類です。
明るい室内で良く育ち、水を好むため常に鉢皿に水をためておきます。
屋内であれば無暖房で越冬できますが、戸外での冬越しはできません。
再生能力に優れているため、枝が伸びすぎたら切り戻しを行いコンパクトに育てることもできます。
太めの枝を挿し木すると簡単に発根します。
観葉植物一覧・種類図鑑
【観葉植物一覧・種類図鑑】育て方・増やし方を博物館学芸員が初心者向きに解説|インテリアに最適