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【オオカマキリの飼い方図鑑】生態的特長と飼育繁殖方法について博物館学芸員が解説



オオカマキリの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。

オオカマキリとはどんな生き物?

オオカマキリ (Tenodera aridifolia)は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。体長オス68 - 92mm、メス77 - 95mm。前基節基部間は淡褐色で後翅は紫褐色となる個体が多い。全体的に緑系の体色個体が多いが、茶系統の体色を持つ個体も存在する。南方へ行くほど大型化する傾向が強く、高標高地や北海道産は小型で100mmに達する事はないが、九州産の個体は大きく、オスでもメスに負けない体長と大きさになることがある。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/オオカマキリ

オオカマキリの成虫の飼い方


オオカマキリは強い肉食傾向を持つため、基本的には単独飼育をし、餌生物となる生きた昆虫を与えます。このほかに、水分補給用として昆虫ゼリーを入れるとよいでしょう。

オオカマキリの繁殖と幼虫飼育


オオカマキリのメスが十分に成熟したらオスと同居させます。産卵の前後、オスはかなり高い確率でメスに食べられてしまいます。卵(卵嚢)は木の枝などに産み付けられますので、あらかじめ飼育ケース内に設置しておいてください。

翌年には幼虫が孵化してきますので、成長に合わせてコオロギのSサイズ→Mサイズと大きさを変えていくとよいでしょう。

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