ツマグロキチョウの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
ツマグロキチョウとはどんな生き物?
ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶、学名:Eurema laeta Boisduval, 1836)は、アゲハチョウ上科シロチョウ科キチョウ属に分類されるチョウの一種。キチョウと同じく夏型は翅の外縁が黒くなるが、前翅の先端がとがる点でキチョウと異なる。また、後翅裏に薄い灰色の斜めラインが入る点で見分けが付く。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ツマグロキチョウ
ツマグロキチョウの成虫の飼い方
ツマグロキチョウは数少ない走光性をあまり持たない蝶類で、明るい室内で飼育することができます。成虫は、野生では花の蜜を餌にしていますが、飼育下では昆虫ゼリーやスポーツドリンクで代用可能です。
ツマグロキチョウの繁殖と幼虫飼育
ツマグロキチョウの幼虫はマメ科のカワラケツメイを食草とするため、産卵もこれらの葉に行われます。このため、これらを鉢植えまたは切り枝を水差しにして飼育スペースに設置することで産卵・幼虫飼育も可能です。昆虫の飼い方図鑑の一覧はこちら
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