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【ミツカドコオロギの飼い方図鑑】生態的特長と飼育繁殖方法について博物館学芸員が解説



ミツカドコオロギの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。

ミツカドコオロギとはどんな生き物?

ミツカドコオロギ(三角蟋蟀、Loxoblemmus doenitzi)は、バッタ目(直翅目)コオロギ科の昆虫の一種。農耕地や空地、草地などに生息する。出現期は8-10月。「キッキッキッキ」と歯切れのよい声で鳴く。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ミツカドコオロギ

ミツカドコオロギの成虫の飼い方

ミツカドコオロギは昆虫マットを厚めに敷いた飼育ケースで多頭飼育することができます。ただし、肉食傾向が強いため、共食いを避けるために動物性の餌を十分に与えます。

餌はナスなどの水分の出にくい野菜とともに動物性の餌としてドッグフードを与えるとよく食べ、また産卵数も多くなります。水分補給として昆虫ゼリーを入れておくと活発に吸汁します。

なお、本種は物陰に隠れたがる習性が強いため、枯れ葉などを多めに入れておくとよいでしょう。

ミツカドコオロギの繁殖と幼虫飼育

ミツカドコオロギは雌雄を多頭飼育しておけば、昆虫マットによく産卵します。

卵が孵化するためには数ヶ月の低温刺激が必要となりますので、冬場は飼育ケース・昆虫マットのまま北側の日の当たらない場所で保管します。

夏頃には幼虫が孵化してきますので、成長同様に野菜・ドッグフード・昆虫ゼリーを与えて飼育します。

昆虫の飼い方図鑑の一覧はこちら

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