セイヨウミツバチの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
セイヨウミツバチとはどんな生き物?
セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂、学名: Apis mellifera)はミツバチの一種である。日本では古くは紀州藩によるニホンミツバチの養蜂がおこなわれてきた。しかしその後、採取できる蜜の量が多いこともあり、明治時代に導入されたセイヨウミツバチがもっぱら使われてきた。寒さや害虫に強いニホンミツバチの養蜂が見直されつつある。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチの分布
セイヨウミツバチにはいくつかの亜種がありますが、ほとんどの亜種はヨーロッパ亜大陸が本来の自然分布地域で、一部中東に分布する亜種もあります。
現在では養蜂のためにアジア地域・アメリカ地域に広く移入され、帰化している地域も少なくありません。
セイヨウミツバチには女王蜂・雄蜂・働き蜂があり、それぞれの大きさは以下の通りです。
セイヨウミツバチの大きさ
セイヨウミツバチには女王蜂・雄蜂・働き蜂があり、それぞれの大きさは以下の通りです。
女王蜂:体長13~17mm
雄蜂:体長12mm前後
働き蜂:体長10~13mm
セイヨウミツバチは女王蜂を中心とした高度な社会性を持っており、ハニカム構造の巣を作り、その巣を基盤としてコロニーを大きくしていきます。
コロニー形成初期においては女王蜂も働き蜂も小さい傾向がありますが、コロニーが充実するにしたがい女王蜂は肥大し、新たに生まれてくる働き蜂も大型化するようになります。
セイヨウミツバチは花粉や蜂蜜を餌にしており、働き蜂は自身がそれらを摂食するだけでなく、巣の幼虫たちに運んで与えます。
セイヨウミツバチの巣は、構造上もっとも堅牢かつ巣材が効率的なハニカム構造(正六角形の組み合わせ)をしており、その正六角形の一部屋ずつに餌が満たされ1個ずつの卵が産み落とされ、そこで幼虫は蛹・成虫まで成長します。
左上から幼虫・蛹・羽化直前(右端)の蛹です。
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セイヨウミツバチの餌
セイヨウミツバチは花粉や蜂蜜を餌にしており、働き蜂は自身がそれらを摂食するだけでなく、巣の幼虫たちに運んで与えます。
セイヨウミツバチの巣・幼虫
セイヨウミツバチの巣は、構造上もっとも堅牢かつ巣材が効率的なハニカム構造(正六角形の組み合わせ)をしており、その正六角形の一部屋ずつに餌が満たされ1個ずつの卵が産み落とされ、そこで幼虫は蛹・成虫まで成長します。
左上から幼虫・蛹・羽化直前(右端)の蛹です。
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