クマゼミの生態(分布・鳴き方・大きさなど)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
クマゼミとはどんな生き物?
クマゼミ(熊蟬、蚱蟬、学名: Cryptotympana facialis)は、カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)セミ科に分類されるセミの一種。エゾゼミやコエゾゼミとは、分類学上かなりの近縁である。日本特産種の大型のセミで、成虫の体長は60-70mmほど。日本産のセミの中では、ヤエヤマクマゼミに次いで大きな体をしている。アブラゼミやミンミンゼミに比べて頭部の幅が広い。温暖な地域の平地や低山地に棲息し、都市部の公園や街路樹などにも多い。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/クマゼミ
クマゼミの分布
クマゼミは関東以南の本州・四国・九州・南西諸島に分布しています。なお、近縁種には以下の種があります。
ヤエヤマクマゼミ|C. yayeyamana
沖縄県の石垣島と西表島に分布する固有種
スジアカクマゼミ|C. atrata
石川県金沢市で確認された大陸系クマゼミ
クマゼミの大きさ
クマゼミは体長は60~70mm前後と日本産セミ類の中では最大種の一つです。
クマゼミの鳴き方
「シャシャシャ…」
クマゼミの餌
クマゼミは樹木の汁を餌にしていますが、なかでもセンダン・キンモクセイ・サクラ・シマトネリコ・ケヤキを好みます。
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