チョウセンカマキリの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
チョウセンカマキリとはどんな生き物？
チョウセンカマキリ（学名：Tenodera angustipennis）は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。単にカマキリともよばれる。体長オス65 - 80mm、メス70 - 90mm。オオカマキリによく似ているが、やや小さい。前基節基部間は橙赤色。後翅の前縁部と中央部に濃褐色短条が並ぶ。
引用：https://ja.wikipedia.org/wiki/チョウセンカマキリ
チョウセンカマキリの成虫の飼い方
チョウセンカマキリは強い肉食傾向を持つため、基本的には単独飼育をし、餌生物となる生きた昆虫を与えます。このほかに、水分補給用として昆虫ゼリーを入れるとよいでしょう。チョウセンカマキリの繁殖と幼虫飼育
チョウセンカマキリのメスが十分に成熟したらオスと同居させます。産卵の前後、オスはかなり高い確率でメスに食べられてしまいます。卵(卵嚢)は木の枝などに産み付けられますので、あらかじめ飼育ケース内に設置しておいてください。翌年には幼虫が孵化してきますので、成長に合わせてコオロギのSサイズ→Mサイズと大きさを変えていくとよいでしょう。
