クマバチの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
クマバチとはどんな生き物?
クマバチ(熊蜂、学名:Xylocopa)は、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称。体長は2cmを超え、ずんぐりした体形で、胸部には細く細かい毛が多い。体が大きく羽音の印象が強烈であるため、獰猛な種類として扱われることが多いが、性質はきわめて温厚である。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/クマバチ
なお、日本産クマバチ類には以下の種があります。
アカアシセジロクマバチ X. albinotum
アマミクマバチ X. amamensis
クマバチ X. appendiculata circumvolans
オキナワクマバチ X. flavifrons
オガサワラクマバチ X. ogasawarensis
ソノーラクマバチ X. sonorina
クマバチの大きさ
クマバチは種類によりますが体長2cmを超える大型のハチ類です。
クマバチの餌
クマバチは花の蜜や花粉を食べる植物食で、特にフジやニセアカシアの花を好んで訪花します。
クマバチの生態
クマバチは枯れ枝や家屋の柱などに細長い巣を作り、そこに花粉団子と卵を一仕切りずつ入れていきます(穿孔営巣性)。
簡易的な子育てをするため、この生態は「亜社会性」と呼ばれ、ミツバチやマルハナバチに見られる高度な社会性への進化途中の生態であると考えられています。
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