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ウスタビガの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
ウスタビガとはどんな生き物?
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ウスタビガ(薄手火蛾、薄足袋蛾、学名:Rhodinia fugax)はチョウ目ヤママユガ科に分類されるガの一種である。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウスタビガ
ウスタビガの分布
ウスタビガは北海道・本州・四国・九州に分布しています。ウスタビガの大きさ
ウスタビガは開張は90mm〜110mmとヤママユガ科の仲間としては比較的小さめの種です。
ウスタビガの餌
ウスタビガは成虫になってからは餌を食べず、短期間で繁殖をして生涯を終えます。卵は食草であるサクラやコナラに産みつけられ、卵で越冬します。
ウスタビガの幼虫・蛹
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春先に孵化したウスタビガの幼虫はサクラやコナラなど葉を食草として育ちます。
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十分に成長したウスタビガの幼虫は、初夏に黄緑色の繭を作って蛹になり、真夏に羽化します。