ベンジャミンゴムノキの特徴と育て方(置き場所・温度管理・水やり)・増やし方(挿し木や株分けのやり方)について、長年植物の栽培・展示を行っている博物館学芸員の筆者が初心者の方にもわかりやすく解説します。
ベンジャミンゴムノキとはどんな植物?
Ficus benjamina ベンジャミンゴムノキは樹姿や葉が美しいゴムノキの仲間です。葉は長さ10cmの卵形楕円形で、光沢のある緑色です。枝が柔らかく、スタンダード仕立てなど、いろいろな形に仕立てることができます。ミニ観葉から大鉢仕立てまで、いろいろなサイズで楽しめます。
ベンジャミンゴムノキの原産地
インドから東南アジア
ベンジャミンゴムノキの育て方
明るさ(耐陰性)
強い(室内照明だけで育つ)
温度(耐寒性)
普通(常温の室内で育つ)
水やり(根の湿性)
強い(受け皿をして常に水をためておく)
具体的な育て方
ベンジャミンゴムノキは耐陰性が強く屋内照明だけでも育ちますが、本来は日向の樹木ですので窓際の直射日光に当てると力強く成長します。この場合、樹形が偏らないように定期的に鉢を回してください。
寒さにも強く、屋内であれば無暖房でも葉を落とさずに冬越しできますが、戸外の寒さには耐えられません。
水を好み、根が乾くとすぐに葉を落としてしまうので常に鉢皿に水をためておきます。
カイガラムシがつきやすいため、定期的にマシン油を吹くとよいでしょう。
梅雨時など高湿度であれば挿し木で簡単に増やすことができます。
なお、根の成長が早く、根詰まりを起こすと葉が黄変してしまいますので、早め早めの植え替えをおすすめします。
観葉植物一覧・種類図鑑
【観葉植物一覧・種類図鑑】育て方・増やし方を博物館学芸員が初心者向きに解説|インテリアに最適