トンボの仲間の分類の基本(翅の形状の差異による分け方)と共通する生活史について解説するとともに、主な種類をフリー画像を用いてご紹介していきます。
翅の形状によるトンボの分類
トンボは大きくは2つの仲間に分けられます。それは、均翅亜目(イトトンボ亜目)Zygopteraと不均翅亜目(トンボ亜目)Anisopteraで、前者は前翅と後翅が相似形であるのに対し、後者は前翅と後翅が異なります。
また、静止しているときの翅の状態も異なり、前者は羽を閉じてとまりますが、後者は羽を開いてとまります。
進化の度合いとしては、均翅亜目(イトトンボ亜目)Zygopteraのほうが原始的で不均翅亜目(トンボ亜目)Anisopteraのほうがより進化しており、飛翔能力についても後者のほうがかなり優れています。
なお、中間的な形状の均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目)Anisozygopteraがあり、ムカシトンボ1種のみが含まれます。
トンボの生活史
トンボはサナギの期間を持たない原始的な不完全変態の昆虫で、幼虫期は全種類が水中で生活します。一般的にトンボ類の幼虫はヤゴと呼ばれ、成虫の生活に適さない低温期をこの姿で過ごし、気温の上昇する春から秋にかけて羽化・繁殖を行います。
それでは、次の項目からは日本の代表的なトンボをご紹介していきます。各種の詳細につきましてはそれぞれのリンク先ページをご参照ください。
キイトトンボ
アオモンイトトンボ
セスジイトトンボ
モノサシトンボ
アオイトトンボ
オツネントンボ
ヤエヤマハナダカトンボ
ニホンカワトンボ
ハグロトンボ
コナカハグロトンボ
ムカシトンボ
ギンヤンマ
ルリボシヤンマ
マルタンヤンマ
マダラヤンマ
カトリヤンマ
ミルンヤンマ
ヤブヤンマ
オニヤンマ
エゾトンボ
ウチワヤンマ
コオニヤンマ
オナガサナエ
ダビドサナエ
ショウジョウトンボ
コフキトンボ
カオジロトンボ
ベッコウトンボ
ハッチョウトンボ
シオカラトンボ
オオシオカラトンボ
ウスバキトンボ
コシアキトンボ
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