ハッチョウトンボの生態(分布・大きさ・生息環境など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
ハッチョウトンボとはどんな生き物?
ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉、Nannophya pygmaea)は、トンボ科ハッチョウトンボ属のトンボの一種。日本一小さなトンボとして知られ、世界的にも最小の部類に属する。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボの分布
ハッチョウトンボはオーストラリア北部~東南アジア~インド~東アジアの熱帯から温帯地域に広く分布しています。国内では本州・四国・九州で見ることができます。
ハッチョウトンボの大きさ
ハッチョウトンボは17~21mmになります。
ハッチョウトンボの生息環境
ハッチョウトンボは平地から丘陵地にかけての水質の良い湧水地周辺に生息しています。このため、水質指標生物の一つとして用いられることもあります。
トンボ種類図鑑
トンボは大きくは2つの仲間に分けられます。それは、均翅亜目(イトトンボ亜目)Zygopteraと不均翅亜目(トンボ亜目)Anisopteraで、前者は前翅と後翅が相似形であるのに対し、後者は前翅と後翅が異なります。このほか、トンボの基本的な情報と代表的な種類の紹介については下記のトンボ種類図鑑をご参照ください。
【トンボ種類一覧フリー画像図鑑】翅の形状による分類の基本と生活史などについても解説