伊勢神宮に祭られている神様の種類・名前を内宮と外宮それぞれにご紹介します。また、そのご利益についても解説します。
内宮|天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
伊勢神宮内宮に祀られているのは、天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)です。
天照大神(あまてらすおおみかみ、あまてらすおおかみ)または天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本神話に主神として登場する神。女神と解釈され、高天原を統べる主宰神で、皇祖神とされる。『記紀』においては、太陽神の性格と巫女の性格を併せ持つ存在として描かれている。太陽神、農耕神、機織神など多様な神格を持つ。
天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)は太陽神、農耕神、機織神ですので、人々の平和・豊作・社会の発達などに関するご利益があります。
祭られている場所は、伊勢神宮内宮(皇大神宮)で、本宮は三種の神器の一つである「やたのかがみ|八咫鏡」が安置される場所としても知られています。
外宮|豊受大御神(とようけのおおみかみ)
伊勢神宮外宮に祀られているのは、豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。
豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀される豊受大神として知られている。伊勢神宮外宮の社伝(『止由気宮儀式帳』)では、雄略天皇の夢枕に天照大神が現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の比治の真奈井(ひじのまない)にいる御饌の神、等由気太神(とゆけおおかみ)を近くに呼び寄せなさい」と言われたので、外宮に祀るようになったとされている。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)は、天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
の姪にあたる神様で、内宮に鎮座する天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
の身の回りのお世話するために丹後の国から伊勢の国に呼び寄せられたと考えられています。
農業を司る神様で、豊作のご利益があると考えられています。
個人的な祈願は別宮で
このように、内宮も外宮もとても大きな神様が祀られている場所で、伊勢神宮は人々が神様と世の平和に感謝する場所です。ですので、内宮・外宮とも本宮で「個人的なお願い事」を祈願するのはふさわしくないとされています。
ですので、個人的なお願い事は正宮ではなく内宮では荒祭宮、外宮では多賀宮で祈願して下さい。