セミクジラの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
セミクジラとはどんな生き物?
セミクジラ(背美鯨、勢美鯨、学名:Eubalaena japonica)はヒゲクジラ亜目 セミクジラ科 セミクジラ属に属するクジラの1種。温帯から亜寒帯の沿岸に生息する。同じセミクジラ属のタイセイヨウセミクジラとミナミセミクジラ (学名:Eubalaena australis)、ホッキョククジラ属のホッキョククジラがいる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/セミクジラ
セミクジラの分布
セミクジラは日本からベーリング海峡を経てアラスカにかけての太平洋北部と北極海に分布しています。
セミクジラの大きさ
セミクジラは最大全長18m・最大体重80tになります。
セミクジラの餌
セミクジラはハクジラ類なので、そのブラシ化した歯(いわゆるクジラヒゲ)でオキアミや動物プランクトンなどの小動物を濾過食しています。
セミクジラの繁殖
セミクジラの繁殖生態はいまだほとんど解明されていません。北半球の近縁種であるセミクジラと同様に、3~5年に1度というかなり長い繁殖周期で出産をしており、1度に1頭を出産すると考えられています。
クジラ・イルカ写真集
下記の記事では、巨大で優しい海の王者=超大型クジラや大型イルカの生態・種類・写真(フリー画像)などをご紹介しているとともに、生物学的なクジラについての基礎知識も解説しています。
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