チンパンジーの生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
チンパンジーとはどんな生き物?
チンパンジー(Pan troglodytes)は、哺乳綱霊長目ヒト科チンパンジー属に分類される類人猿。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/チンパンジー
チンパンジーの種類
チンパンジーの分類は長らく混乱していましたが、現在では1種4属であるとされる意見が最有力です。その亜種は以下のとおりです。
チュウオウチンパンジー|Pan troglodytes troglodytes
ナイジェリアチンパンジー|Pan troglodytes ellioti
ヒガシチンパンジー|Pan troglodytes schweinfurthii
ニシチンパンジー|Pan troglodytes verus
ボノボは別種
なお、以前はチンパンジーの1亜種として扱われていたボノボは、違いが大きいことから同属別種の学名:Pan paniscusとされています。
チンパンジーの分布
1:ニシチンパンジー
2:ナイジェリアチンパンジー
3:チュウオウチンパンジー
4:ヒガシチンパンジー
チンパンジー4亜種は、上図のようにアフリカ大陸中央部から西部にかけて分布しています。
チンパンジーの餌
チンパンジーは草食性の強い雑食で、主として果実や植物の種子・花・葉・樹皮のほか蜂蜜なども食べます。また、タンパク質源として、昆虫のほか、イノシシ・サル・ダイカー・ハイラックス・リスといった小型~中型哺乳類も捕食します。
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