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【ガーの生態と飼い方】生物学の博物館学芸員が分布・餌と適正な水温・水槽サイズを解説



ガーの生態(分布域や食性)・飼育方法(適正水温と適切な水槽サイズ)について博物館学芸員の筆者が、長年の飼育経験に基づき解説します。

ガーとはどんな生き物?

ガー目(ガーもく、学名:Lepisosteiformes)は、条鰭綱に所属する魚類の分類群の一つ。ガー科 (Lepisosteidae)1科のみで構成され、スポッテッドガー・アリゲーターガーなど2属7種が記載される。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ガー

※本記事の飼育パートは、はアリゲーターガー以外のガー科魚類のなかでもスポッテッドガー・ロングノーズガー・ショートノーズガーについて記載しています。

ガーの分布域

ガーは北アメリカ大陸東部から中央アメリカにかけて分布しており、流れの緩やかな水域に生息しています。

ガーの大きさ

ガーは最大で全長140cmになります。

ガーの適正水温と水槽サイズ

ガーは高水温帯(25〜28℃)で飼うことができます。

また、超大型水槽(180cm)・水族館規模の水槽で飼育可能です。

水質は弱酸性・中性を好みます。

なお、一時的であれば水温20℃程度でも飼育できますが、長期安定飼育のためには25℃以上の水温で飼育する必要があります。

ガーの食性(餌)

ガーは野生では小魚・甲殻類などを餌として食べています。

飼育下では餌金魚・ザリガニなどを与えるとよいでしょう。

なお、ピンセットなどを使って魚の切り身に餌付かせることも可能ですが、摂餌環境に適応しやすい種なので、ピンセットからしか餌を食べなくなる場合も少なくありません。基本的には投げ餌に餌付かせるのがよいでしょう。  

大型淡水魚水槽の基本セット



大型淡水魚の飼育には水槽・外部フィルター・エアレーション・照明などの基本器具が必要です。また、適正飼育水温にするために、魚種にあわせてサーモヒーター・チラーが必要になる場合もあります。

なお、小型淡水魚の場合と違い、投げ込みフィルターや上部フィルターは濾過能力不足のため適しません。

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