スベスベマンジュウガニの生態(分布域や食性)・飼育方法(適正水温と適切な水槽サイズ)について博物館学芸員の筆者が、長年の飼育経験に基づき解説します。
スベスベマンジュウガニとはどんな生き物？
スベスベマンジュウガニ（滑々饅頭蟹、Atergatis floridus）は、エビ目・カニ下目・オウギガニ科・マンジュウガニ属 に分類されるカニ。有毒種。
引用：https://ja.wikipedia.org/wiki/スベスベマンジュウガニ
スベスベマンジュウガニの分布域
スベスベマンジュウガニは太平洋西部からインド洋にかけて広く分布しています。スベスベマンジュウガニの大きさ
スベスベマンジュウガニは最大で甲長5cmになります。スベスベマンジュウガニの適正水温と水槽サイズ
スベスベマンジュウガニは中水温帯(19〜24℃)・低水温帯(15〜18℃)で飼うことができます。また、小型水槽(60cm)・中型水槽(90cm)・大型水槽(120cm)・超大型水槽(180cm)・水族館規模の水槽で飼育可能です。
スベスベマンジュウガニの食性(餌)
スベスベマンジュウガニは野生では海藻・貝類・環形動物(ゴカイ類)などを餌として食べています。飼育下ではむきアサリ・冷凍オキアミ・プレコフードなどを与えるとよいでしょう。
海水水槽の基本セット
海水生物の飼育には水槽・外部フィルター・エアレーション・照明などの基本器具が必要です。また、適正飼育水温にするために、飼育種にあわせてサーモヒーター・チラーが必要になる場合もあります。
なお、淡水生物の場合と違い、投げ込みフィルターは濾過能力不足のため、上部フィルターは塩が散るため適しません。
