カールアップクランチが効果のある筋肉部位を解説するとともに、バルクアップ・ダイエット各々に有効なやり方(負荷回数設定・組み合わせ)をご紹介します。
また、各種の腹筋運動のバリエーションとやり方(フォームのポイント=コツ)についても解説します。
腹筋群は体幹下部前面に位置する筋肉群で、体幹屈曲・体幹回旋・腹圧維持の作用を持ちます。
筋力トレーニングとしては身体を曲げる・捻る働きをします。また、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋に部位わけされます。
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腹筋群の構造とトレーニング種目
ジャックナイフは両手両足を同時に上げる腹筋運動で、通常のクランチ系種目よりも強度が高いのが特徴です。
レッグレイズを実施する上で大切なポイントは、腹筋がもっとも収縮する位置で息を吐ききり、さらに顎を引いて腹筋を完全収縮させることです。足はあまり高く上げる必要はなく、45度前後でかまいません。
リバースクランチはレッグレイズに比べると負荷が低く、取り組みやすい腹筋運動です。膝を曲げる角度で負荷の強さを調整することができます。
クランチツイストは腹斜筋に効果の高い腹筋運動です。
ヒップレイズを実施する上で大切なポイントは、過度にお腹を突き出さないことと、ゆっくりとした動作で行うことです。これらを注意することにより、腰への負担を避けながら腹筋群・脊柱起立筋の両方に負荷を加えることができます。
筋肉を構成する筋繊維には、主に速筋繊維(type2)と遅筋繊維(type1)があります。速筋繊維は10回前後の高負荷低回数で鍛え、鍛えることで筋肥大します。一方、遅筋繊維は20回前後の低負荷高回数で鍛え、鍛えることで筋密度が向上します。
つまり、バルクアップ目的でのトレーニングでは10回前後で限界がくる負荷回数設定で、ダイエット目的でのトレーニングでは20回前後で限界がくる負荷回数設定でトレーニングを実施することが有効です。
本種目のやり方とポイント
カールアップクランチを実施する上で大切なポイントは、腹筋がもっとも収縮する位置で息を吐ききり、さらに顎を引いて腹筋を完全収縮させることです。
また、腰への負担を避けるため、反動を使わないように気をつけることも重要です。
腹筋運動が効果のある主な筋肉部位
主に腹直筋
腹筋群(ふっきんぐん)
英語名称:Abs muscle
腹筋群は体幹下部前面に位置する筋肉群で、体幹屈曲・体幹回旋・腹圧維持の作用を持ちます。
筋力トレーニングとしては身体を曲げる・捻る働きをします。また、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋に部位わけされます。
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腹筋群の構造とトレーニング種目
腹筋運動の種類とやり方
ジャックナイフ(腹直筋|高強度)
ジャックナイフは両手両足を同時に上げる腹筋運動で、通常のクランチ系種目よりも強度が高いのが特徴です。
ジャックナイフを実施する上で大切なポイントは、手足を下ろした位置で反動を使わないようにすることです。反動を使って折り返し動作を行うと、腰に負担となりますので注意してください。
また、手足を上げた位置で顎を引き、一瞬停止するようにするとさらに効果が高まります。
レッグレイズ(腹直筋下部|高強度)
レッグレイズを実施する上で大切なポイントは、腹筋がもっとも収縮する位置で息を吐ききり、さらに顎を引いて腹筋を完全収縮させることです。足はあまり高く上げる必要はなく、45度前後でかまいません。
また、腰への負担を避けるため、反動を使わないように気をつけることも重要です。
リバースクランチ(腹直筋下部|低強度)
リバースクランチはレッグレイズに比べると負荷が低く、取り組みやすい腹筋運動です。膝を曲げる角度で負荷の強さを調整することができます。
リバースクランチを実施する上で大切なポイントは、腹筋がもっとも収縮する位置で息を吐ききり、さらに顎を引いて腹筋を完全収縮させることです。
また、腰への負担を避けるため、反動を使わないように気をつけることも重要です。
クランチツイスト(腹斜筋)
クランチツイストは腹斜筋に効果の高い腹筋運動です。
クランチツイストを実施する上で大切なポイントは、腹筋がもっとも収縮する位置で息を吐ききり、さらに顎を引いて腹筋を完全収縮させることです。
また、対角線の肘と膝が触れるように合わせることで、より腹斜筋の収縮率を高めることができます。
ヒップレイズ(腹筋+脊柱起立筋)
ヒップレイズを実施する上で大切なポイントは、過度にお腹を突き出さないことと、ゆっくりとした動作で行うことです。これらを注意することにより、腰への負担を避けながら腹筋群・脊柱起立筋の両方に負荷を加えることができます。
腹筋運動の負荷回数設定
筋肉を構成する筋繊維には、主に速筋繊維(type2)と遅筋繊維(type1)があります。速筋繊維は10回前後の高負荷低回数で鍛え、鍛えることで筋肥大します。一方、遅筋繊維は20回前後の低負荷高回数で鍛え、鍛えることで筋密度が向上します。
つまり、バルクアップ目的でのトレーニングでは10回前後で限界がくる負荷回数設定で、ダイエット目的でのトレーニングでは20回前後で限界がくる負荷回数設定でトレーニングを実施することが有効です。
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当コーナーでは、ジムトレーナーを職業とするメンバーと生物学の専門知識を持つ博物館学芸員のメンバーが共同で執筆・制作した筋肉の構造・作用および筋力トレーニング各種目の解説記事を公開しています。マリンスポーツの補助としてだけでなく、あらゆる目的での筋力トレーニングに対応した内容です。
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