スギゴケの特徴(学名・分類・生息地)と栽培法(育て方・増やし方)およびテラリウムへの適応度などについて、蘚苔類の人工照明栽培を専門にしている博物館学芸員が解説します。
スギゴケの学名・分類・生息地
和名:コスギゴケ学名:Pogonatum inflexum
分類:スギゴケ目スギゴケ科スギゴケ属
分布:北海道から九州
特徴
一般的に山野で見られるスギゴケの多くはコスギゴケ(Pogonatum inflexum)ですが、日本庭園によく使われるのは(Polytrichum formosum Hedw.)です。いずれの種類も明るい場所と水はけの良い赤土を好む傾向があります。
コスギゴケ
オオスギゴケ
参考文献:フィールド図鑑「コケ」|東海大学出版会|井上浩
スギゴケの栽培法
育て方について
一日のうち半分程度は日光が当たる明るい環境で育てます。また、蒸れに弱いため水はけの良い土質を使い、土が乾燥してから水やりをする必要があります。増やし方について
コケをバラバラにして土に蒔く「蒔き苔」で増やすことができます。スギゴケのテラリウムへの適応度
苔テラリウムの作り方
苔テラリウムの作り方についての詳細な解説は、下記のリンク先をご参照ください。
苔テラリウム&苔玉入門|作り方・育て方や苔の種類紹介
コケの種類図鑑
主な苔の育て方
最後に、苔テラリウムや苔ボトルに使われるコケやシダ(原始シダ)のご紹介をしていきます。各リンク先ではそれぞれの種類の特徴・育て方を解説していますので、どうぞご活用ください。