アトラスオオカブトを写真集形式で解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
アトラスオオカブトの特徴
分類:コウチュウ目コガネムシ科学名:Chalcosoma atlas
分布:フィリピン・インドネシアなど東南アジアの低地
アトラスオオカブトは東南アジア最大のカブトムシであるコーカサスオオカブトに近縁な種類ですが、やや小型で現地では多産するため、毎年大量の個体が輸入され、ホームセンターなどでも入手することが可能です。
アトラスオオカブトの飼い方
日本のカブトムシとほぼ同じ飼育方法で飼える
アトラスオオカブトは、日本のカブトムシとほぼ同様の飼育方法で飼うことが可能です。餌には昆虫ゼリーを与えますが、複数のオスを同居させると喧嘩をはじめ小さな個体は弱ってしまうので、オスは1ケースに1匹が原則です。
繁殖・産卵もいたって簡単で、オスとメスを腐葉土の上で同居飼育すれば簡単に産卵します。ただし、日本のカブトムシと違い、幼虫は寒さに弱いので冬期はマットヒーターなどを使って加温する必要があります。また、幼虫期間は長く、成虫になるまでに二年を要する個体も少なくありません。
アトラスオオカブトの画像集
ネットのフリー画像から集めた写真を並べてご紹介していきますので、どうぞご覧ください。関連記事
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