ハンミョウ(ナミハンミョウ)について写真集形式で解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
ナミハンミョウの特徴
分類:コウチュウ目オサムシ科学名:Cicindela japonica
分布:日本列島のなかでも本州島の南側地域・四国島・九州島・対馬島・種子島・屋久島
ナミハンミョウは川原や乾いた荒れ地に見られる甲虫の仲間で、人のあるく先を跳び跳ねていくように見えることから「道案内をする虫」と呼ばれることもあります。
虹色の美しい体色をしている、人気の高い昆虫です。
ナミハンミョウの飼い方
成虫飼育は容易だが繁殖・幼虫飼育は困難
ナミハンミョウは肉食性の昆虫で、成虫・幼虫ともに生きた昆虫を捕食します。成虫は餌コオロギやミルワームなど何でも食べるので、比較的飼育は容易です。
幼虫は地面に素穴を掘り、近くを通る昆虫を捕食する習性があるため、その環境の再現が難しく、本種の繁殖は飼育下ではかなり困難です。
ナミハンミョウの画像集
ネットのフリー画像から集めた写真を並べてご紹介していきますので、どうぞご覧ください。関連記事
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