水辺のウシ類として、人とのつながりも多いスイギュウの生態・特徴を写真集形式で解説します。
■スイギュウってどんな動物?
●水辺に適応したウシの仲間
スイギュウには大きく二種類があり、家畜にもなり私たちと近い存在なのが、こちらのアジアスイギュウです。体重1tを越すかなりの大型草食獣です。
インドから東南アジアにかけて分布しており、水辺に適応した能力をいかして水田耕作の家畜として古くから人と共生しています。
一方、こちらがアフリカ大陸に分布するアフリカスイギュウで、警戒心が強く気性も激しい完全な野生動物です。体重は最大900kgとアジアスイギュウよりも一回り小さいですが、大型獣であることにかわりはりません。
アジアスイギュウはウシ科アジアスイギュウ属、アフリカスイギュウはウシ科アフリカスイギュウ属に属しており、近い仲間ですが、「スイギュウ」ひとくくりにできるほどの近縁種ではありません。
なお、この二種は角の形状で簡単に見分けることができます。