世界最大の魚類として知られるジンベエザメの生態について、写真やイラストをまじえながら博物館学芸員の筆者が解説します。
ジンベエザメってどんな魚?
プランクトン食の世界最大の魚
ジンベエザメは、世界中の熱帯~亜熱帯~温帯海域に分布している世界最大の軟骨魚であるだけでなく、全長20mを越える個体の記録もあり、現生の魚類でも最大の種類です。
学名:Rhincodon typus
英名:Whale shark
その巨体を維持するためには、最低限の運動量で大量の餌を摂る必要があるため、巨大海生生物の例にもれず、プランクトン食をしています。
大きな口を開けたまま海表を遊泳し、鰓耙(さいは)と呼ばれるクシ状になったエラで、海表を漂うプランクトンやオキアミといった小型甲殻類を濾しとって食べています。
長命を誇り、平均で70~80年、なかには150年も生きる個体もいます。性質はいたって温和で、野生個体でもダイバーが近づき一緒に泳ぐことも可能です。
ジンベエザメ(甚兵衛鮫、甚平鮫、Rhincodon typus)は、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメ。ジンベイザメとも。サメや軟骨魚類としてのみならず、すべての魚類の中で現生最大の種で、鯨類以外での最大の動物。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジンベイザメ
ジンベイザメの分布
ジンベイザメは世界中の海の熱帯~亜熱帯~温帯にかけて広く分布してます。基本的には開けた表層海域を回遊していますが、時に珊瑚礁海域にも入り込みます。
ジンベイザメの繁殖
ジンベイザメメの繁殖生態は長らく謎でしたが、1995年に妊娠中のメスが捕獲され、約60cmの生まれる直前の稚魚が見つかり「卵胎生」であることが判明しました。
ジンベイザメの餌
大きな口を開けたまま海表を遊泳し、鰓耙(さいは)と呼ばれるクシ状になったエラで、海表を漂うプランクトンやオキアミといった小型甲殻類を濾しとって食べています。
ジンベイザメの寿命
長命を誇り、平均で70~80年、なかには150年も生きる個体もいます。性質はいたって温和で、野生個体でもダイバーが近づき一緒に泳ぐことも可能です。