巨大で優しい海の王者=超大型クジラや大型イルカの生態・種類・写真(フリー画像)などをご紹介します。あわせて、生物学的なクジラについての基礎知識も解説します。
クジラとはどんな生き物?
ヒゲクジラとハクジラに大別される
クジラは哺乳動物のクジラ目に分類される海生動物で、現生動物としては最大のシロナガスクジラを含む仲間です。歯の形状からヒゲクジラとハクジラに大別され、イルカ類は全てハクジラになります。
生物学的にはクジラとイルカの分類上の区分はなく、クジラ類のなかで大きなものをクジラ、小さなものをイルカと慣例上区分しています。一般的にクジラと称されるものはほとんどがヒゲクジラですが、唯一マッコウクジラのみハクジラに分類されます。
それでは、次の項目からは主な大型クジラを壮大な写真とともにご紹介していきます。なお。各種類ごとの詳細な生態情報(分布・餌・繁殖)については各項目にリンクしている詳細記事をご覧ください。
シロナガスクジラ
現存する動物だけでなく、恐竜を含む過去に存在した動物全てのなかでも最大の種で、その体長は最大で30mを超えます。普段は北極圏や南極圏でオキアミを主食にして生活しており、繁殖期には出産・育児のために亜熱帯海域まで進出します。
▼詳細記事
最大体長15メートルにもなるクジラで、豪快なブリーチングを行うことから、ホェールウォッチングの対象としても人気の種類です。夏は極地でオキアミなどを食べて生活し、冬には集団で暖かい海域を訪れて出産育児を行います。
▼詳細記事
マッコウクジラ
ハクジラのなかで最も大きなクジラで(第二位はシャチ)、歯のアル動物の中では世界最大の種類です。頭部に大量の脂質を貯蔵しており、油目的の捕鯨対象として乱獲され、激減しましたが、現在は保護により生息数が回復しつつあります。
▼詳細記事
セミクジラ
セミクジラも大きなヒゲクジラとして有名ですが、セミクジラ・タイヘイヨウセミクジラ・ミナミセミクジラの3種類がいます。全長は最大で18mにもなります。
▼詳細記事
ホッキョククジラ
ホッキョククジラはセミクジラに近い仲間で北極海に生息しており、最大全長24m・体重100tの記録がある巨大なクジラです。
▼詳細記事
▼詳細記事
ナガズクジラ
ナガスクジラはクジラのなかでもシロナガスクジラについで二番目に大きな種類で、最大全長は26m・最大体重は80tにもなります。
コククジラ最大全長13m・最大体重25tの記録があります。
▼詳細記事
イワシクジラは最大全長18m・最大体重18tになります。
▼詳細記事
ニタリクジラは最大全長16mになります。
▼詳細記事
▼詳細記事